きょうから今年の夏休み初の長期家族旅行です。目的地は、サンタバーバラより少し南にある小さな海辺の町カーピンテリア。最大の目的は、長女の親友キアナと再会すること、それとキアナの両親ケニーとサラの結婚式に出席することです。
クレアモントからカーピンテリアまでハイウエイ101号を使って2時間ほどドライブ。右手に山、左手に海、前方に濃い霧、雲の切れ目から強い太陽光線――。道中は変化に富み、素晴らしい景色でした。わたしと妻は「いつかオープンカーかオートバイでこのハイウエイを走ってみたいね」という意見で一致しました。
カーピンテリアは、筋金入りのサーファーだったケニーが生まれ育った土地(サラはサンタバーバラ出身)。ケニーとサラから結婚式に招かれなければ、決して訪れることはなかったと思います。2人から「夏休みに家族でピーチへ行きたいなら、カーピンテリアが絶対にお勧め」と言われていただけに、道中、夫婦で期待に胸をふくらませました。
夕方、カーピンテリアに到着。ホテルでケニー、サラ、キアナ、メイダ(キアナの妹)と再会。子供たちはみんな大喜びで、飛び跳ねていました。そのまま町の中心部を経由して近くのビーチを案内してもらいました。
「なんて穏やかできれいな街なんだろう!」。わたしも妻も思わず感動してしまいました。サンタモニカやロングビーチ、ニューポートビーチなど有名なビーチタウンと違い、商業化されていません。ビーチも息をのむほどの美しさでした。
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先週の金曜日(8月7日)、5歳の長男Aがついに保育園で英語をしゃべりました。しかもたくさんしゃべったのです。 8月末の卒園を目前に控えて話せるようになり、良かったです。かねて「Aの英語が聞きたい」と言い、やさしく見守ってくれていた担任のエルマ先生とローラ先生にもAの英語を聞かせることができたわけです。
夕方、妻が保育園に迎えに行くと、園庭で何やらぺちゃくちゃと英語を話す声が聞こえてきました。当初、「Aの声に聞こえるけれども、Aがこんなにしゃべるはずがない」と思ったそうですが、声の主はAでした。あいにく担任のエルマ先生とローマ先生に感想を聞く機会はなかったそうですが、帰りがけにほかの先生から「きょう、Aが初めて話しましたよ。それもたくさん!」と声をかけられたそうです。
アメリカに来てからちょうど1年がたちます(保育園に入園してから11カ月)。Aは保育園で一言もしゃべらないまま、ここまでよく頑張ったものです。1日中何もしゃべらないままで過ごすのは、どれだけ大変なことなのか、自分でやってみないとなかなか分かりません。
ある時、エルマ先生が「英語をしゃべらないAはとても頑張っているのです。みんなもしゃべらないでどれだけ頑張れるか、やってみましょう」と言い、Aのクラスメートに実践させたことがあります。すると、クラスメートの誰もがアッと言う間に音をあげたそうです。以来、クラスメートは「Aはすごいんだ」と思いながら、Aと接するようになったようです。
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週末はいつも全面的に子供の相手です。ですが、先週末は妻に頼んで1人で近所のコーヒー店に脱出しました。翻訳の仕事が遅れ気味で、週末を利用しないと遅れを取り戻せなくなってきたのです。コーヒー店にパソコンを持っていけば、インターネットにつながるし、原稿も書けます。
後から聞いたのですが、わたしが家を出た後、妻は長女と長男を連れて買い物に出かけました。長女が「キアナのパパとママの結婚式に出るから、ドレスを買いたい」と言っていたからです。次女は昼寝していたので、おじいちゃんとおばあちゃんに任せることにしたそうです。
数時間後、家に戻ると、おばあちゃんが「ああ、良かった!」とホッと胸をなでおろしていました。生後14カ月の次女は、ママとパパを探し求めてずいぶんと走り回っていたそうです。おばあちゃんは次のように解説してくれました。
「目覚めると、親がいなくてびっくりしたみたい。大きな声を出して泣きながら、すごいスピードで家の中を探し回っていたの。あっちの部屋からこっちの部屋へ、こっちの部屋からあっちの部屋へ。あまりにもけなげだったから、こっちが泣きたくなっちゃった」
わたしの場合、3人の子供の中で幼児期に一緒に過ごす時間が一番長いのは圧倒的に次女です。だからでしょうか、次女はわたしにとてもなついています。どこに行っても付いてきて「あ~、あ~(抱っこして)」。抱っこしてあげないとすぐに怒り出します。言葉は今も「マンマ」だけですが、感情表現はますます豊かになっています。
ここ数日、南カリフォルニアは非常に暑く、きょうは摂氏34度。長女が通う「サマー・デイ・キャンプ」には次のような張り紙がしてあります。
「注意事項! 子供たちは夏を存分に楽しんいます。屋外で遊ぶのが大好きです。でも、誰もが知っているように紫外線は有害です。毎日、必ず日焼け止めを塗ってください。SPF30+のサンスクリーンがお勧めです」

訪米前、ロサンゼルスに住んだことがあるPR会社の社長に言われたことを思い出しました。「カリフォルニアに住むと、3点セットが欠かせません。日焼け止め、サングラス、ローションです」
まずは日焼け止め。南カリフォルニアは毎日のように快晴で、雲ひとつない空が広がっています。しかも、クレアモントのような地方都市では高層ビルは皆無です。屋外で遊んでいると、常に紫外線を浴びる格好になります。帽子も必需品です。
次にサングラス。車社会だけに、仕事を終えて帰宅する夕方に車を運転する人が多いです。高層ビルが少ないこともあり、強烈な西日を浴びます。サングラスがないと危険です。太平洋の水平線に沈む西日は美しく、感動します。そのためにもサングラスは不可欠です。
最後にローション。湿気が少ないということは、乾燥するということです。肌がかさかさになるため、ローショーンが必要です。さもないとかゆくなります。同時に、脱水症状になるのを避けるために水分の補給も忘れてはいけません。
だからといって南カリフォルニアの夏が過ごしにくいわけではありません。むしろ逆です。特に日本から来た人は異口同音に「なんて過ごしやすいのでしょう」と言います。クレアモントに滞在中のわたしの両親も例外ではありません。写真は、青空の下、中庭のプールへ向かう長女と親友のキアナです。
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